こんにちは、つくるカフェのスイです(*´▽`*)
九谷焼ってご存知でしょうか?
小松市で採られる土を使って作る石川県加賀地方の焼き物で
近年エルメスが時計の文字盤に使ってくれたりしてΣ( ゚Д゚)
割と面白い動きになってたりするわが県の伝統工芸の一つです。
お隣の能美市には九谷焼の色んなものが集められいる
九谷陶芸村という所があるのですが
この間の火曜日バケモノ部でそこに
春の社会見学に行って参りました(∩´∀`)∩
みわさんのご紹介で陶芸村内にあります
石川県立九谷焼技術研修所を見学させて頂きました。
先方のご都合と私達の休みに合わせてセッティングして下さった為
メンバーはヒガシさん、Sararaさん、みわさんとジュンと私と
本当に限られたメンバーしか行けなかったのですが(´・ω・`)
うちの駐車場で合流して、みわさんの車に乗せて頂いて
皆で行きました(∩´∀`)
お天気は生憎の雨で、ろくすっぽ写真を撮れていないのですが(;´Д`)
エントランスには今年の卒業制作のTOP3が飾られていて
とても綺麗でした。
ロビーも卒業制作作品展をやっていて、若手作家となられた皆様の
どれも個性溢れる作品がずらりと並んでいました。
講師の先生がいらして、自らご案内して下さいました。
エントランスに展示されている、昔の貴重な逸品を見ながら
時代の変遷を説明して下さいました。
上のティーセットは細かくて何の模様か全然わからないと思うのですが
めちゃめちゃ緻密に書かれた大量の人の絵なのですΣ(・ω・ノ)ノ
写真が潰れているからとかじゃなくて
実物を見ても細かすぎて目鼻とか私のへっぽこアイではよくわからない(;´Д`)
手前に拡大写真を置いてくれているから
かろうじて本当にしっかり描かれている事がわかりました。
一つ一つの工程がわかりやすく写真付きで説明されています。
生徒さんがろくろを回してお茶碗を作っていらっしゃるのを
廊下から見せて頂きました。
図面通りに同じものをいくつも作る課題だそうで難しそうでした。
使う土によってろくろの回す方向とかも変えるそうです(・o・)
焼くための窯です。とても大きい窯です。
メーカー名のついた銘板には瀬戸市〜とあって
流石瀬戸物といえば瀬戸なんだなあと。
この反対側には焼き待ちの器がズラリと棚に。
もし今ここで貧血なんか起こしたりしたら…(((( ;゚Д゚)))
一部割れてしまった物もありました。
当店でもたまーに窯を置いていないか・置かないのかという
質問を頂いたりするのですが
絶対無理だと思いました(;´Д`)
2階の座学の部屋とかも見せて頂いてエントランスへ。
先生は次の講義があるからと戻っていかれました。
建物を出て次は工房へ。
卒業生の方達や腕に覚えのある方が借りれるレンタル工房と
卒業後3年まで借りられるアトリエがありました。
工房には偶然みわさんのお知り合いの方がいらしていて
何と今年の卒業生で、とても綺麗な作品を見せて下さいました。
もうすぐギャラリーで販売されるそうです。
その後は九谷焼陶芸館で絵付け体験をしました。
真っ白な器やウルトラマンのデフォルメフィギュアから気に入った物を選んで
陶器用の絵の具で絵を描いたり色を塗ったりします。
ジュン「俺絵描くの苦手だから店に飾る置物にするわ(;´∀`)」
メトロン星人!
他4人は次回以降お酒を飲む為の器を選びました。
ぐい飲みは面積が小さくてどう考えても描くのに苦労しそうだったので
湯呑とかそばちょこに。
これは洋絵の具。焼いても色が変わらなくて描きやすいという事で
ヒガシさんとSararaさんはこちらを選びました。
残り3人はせっかくだからと和絵の具を選びました。
和絵の具は焼くとガラリと色が変わります。
ちょっとコツは要りますよとは言われたのですがやってみたかったので。
にかわを薄めた物で拭いて表面の油などを落として頂いたら
呉須(ごす)という黒い墨みたいな塗料で下描きを。
このまま焼くと呉須は消えてしまうそうで、残したいなら上から
色の絵の具を載せましょうとの事でした。
水をしっかりふき取った筆で描いていきます。
糊を混ぜてもったりした絵の具を扱うコツはたっぷり筆に含ませて
塗るというより乗せる感じで。
筆先で描いてしまうと呉須の線が消えてしまうし色が濁っていきます。
失敗したらタオルで拭えば消せます。
あと竹串とかで引っ搔いても消せます。
この点は昔やらせて頂いた素焼きの器に一発描きよりはずっと気楽です。
すごーい!たーのしー!ヾ( ゚∀゚)ノ゙
だったのですが
体験時間は1時間って事でもう皆必死(;´Д`)
会話もほとんどなく写真を撮る余裕などある筈もなく
完成写真しか残ってません(;´Д`)
ジュン曰く焼くと大分印象が変わる予定らしいです。
左に見切れているのが和絵の具です。
こげ茶っぽいのが呉須。
ラベンダーなのが青で、焼くと上に見切れている青に変わるそうです。
みわさんの湯呑。
これも焼くとかなり印象変わると思います。
っていうか今は全然わかりませんね(;´∀`)
これは私のそばちょこ。
多分焼いてもあんまり変わらないです。
バケモノモチーフで自分が嬉しい器を作りました。
これはSararaさんのそばちょこ。
センスがちげーよ!(゚Д゚;)
そしてヒガシさんの煎茶椀。
本当にもう…この二人…流石すぎるよ…(;゚д゚)
置いてあった筆は毛先が開ききっていて
次は私絶対マイ筆と綿棒(ふき取り用)と爪楊枝(削り用)持ち込む!( ノД`)と
思っていたのですが
同じコンディションの筆でこれ。
弘法や…弘法がおる…二人も(;・∀・)
焼き上がりは2週間後位。
不安と楽しみが入り混じってドキドキです。
陶芸村のお店を巡ったり
カフェ併設のギャラリーですごいツボる物を見つけたりした後
エスニックのお店で美味しいカレーランチを頂いて
六可さん(近所の古道具屋さん)に立ち寄って帰途につきました。
皆大満足の一日でした(*´艸`*)
九谷陶芸村では常設のお店も沢山あるのですが
毎年ゴールデンウィークに九谷茶碗まつりというイベントが開催されていて
その日限りのテントのお店が沢山あって
本当に沢山の九谷焼が見れて買えちゃいます(≧▽≦)
早くに行けば掘り出し物とかもかなりあるらしいですが
それ以外でも結構お得に買えるし、ステージイベントとかもあって
お楽しみ頂けると思いますので是非お出かけ下さい。
お読み下さりありがとうございました!(*'ω'*)ノ
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